【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第24章 Dawn20.動物と絆-真実-
しかし、マダラはずっと変わらぬ体勢のままサスケをじっと見つめている。
斑「"暁"に入り込み、より効率的に木ノ葉の情報を得ていた…。それだけのことだ」
佐「………!」
瞬間、サスケは眉を歪めた。
斑「…お前のことを何よr[佐]「やめろッッ!!!!!」」
サスケのつんざくような叫びが部屋いっぱいに響き渡る。
佐「嘘だッッ!!!そんなもの全て―――」
斑「なぜならお前は生きている!!」
佐「!」
その瞬間、サスケは愕然と目を大きく見開いたまま、ピクリとも動かなくなる。
斑「お前の眼はイタチの事を何一つ見抜けていなかった…。イタチの作り出した幻術(マボロシ)を何一つ見抜けなかった…」
マダラはベッドから腰を上げ、窓へ近寄って月を見た。
しかし、そんな月の明るさを覆うようにうっすらとこれから頭を出すであろう太陽の光が差す。
斑「イタチは……友を殺し、上司を殺し、恋人を殺し、父を殺し、母を殺した…。だが殺せなかった…弟だけはーー…」
サスケはまばたき一つしないで、マダラの沈んだ表情を見つめる。
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