【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第24章 Dawn20.動物と絆-真実-
サスケは黙り込んでうつむき、目を伏せると、呪印のあった左肩に手を添える。
斑「あれは全て、お前のためにイタチが仕組んだ戦いだった。お前の眼を奪うという芝居を最後まで演じきってな…」
佐「………」
すると、サスケの瞳が鋭いものに変わり、マダラを射抜く。
佐「お前は嘘をついている…!」
斑「………」
佐「九尾に里を襲わせたのはマダラ!お前の仕業だとイタチは言った!うちはに濡れ衣を着せた!イタチと組んで一族を弄ぶためにッ!!」
怒声が部屋にキィーンと響く。
サスケは一気に話し切り、肩を揺らして呼吸を整える。
斑「それはイタチのついた嘘だ。万が一にもお前に真実が伝わることをイタチは恐れていたのだ。その可能性を微塵にも残さぬよう…お前に俺を信用させないための嘘をつき、そればかりかお前の眼に天照をも仕込んだ…」
佐「信じられるか…!そんなこと!!あいつは!イタチは悪だ!!一族を殺して"暁"に染まった犯罪者だ!」
サスケは気持ちが高ぶり、また声を張り上げた。
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