【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第8章 Dawn6.目的と任務
――――――――――…
鈴「まだ着かないですか?」
鳶「いやいや、まだまだっスからね!」
二人は森の中を大木の太い枝に足をかけて走っていた。
鈴「景色変わらないからなんか飽きますね…。トビさんもそう思いません?」
鳶「いやぁ、僕は全然…」
鈴「思いますよね!?」
鳶「えぇ…まぁ、はい…」
リンの圧に、トビはしぶしぶ頷いた。
すると、同意を得たリンは急に方向転換する。
鳶「えっ!?道変えるっスか!?」
リンは後ろのトビにニッと悪戯な笑みを浮かべた。
しばらく走っていると、森を抜けて砂利道に着いた。
両脇には色とりどりの花が綺麗に咲いている。
鈴「ここいいですね。この道で行きましょう!」
リンは木からスタッと降りると、トビも隣に降りた。
鳶「仕方ないっスねぇ…」
トビが溜息混じりに腕を組みながらも渋々承諾した。
リンは嬉しそうに周囲を見回しながら歩き出す。
_