【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第23章 Dawn19.動物と絆-偽幻-
絶(トビに言われて来たのはいいけど…)
(何ダ?)
そんな様子を天井から顔だけ出して、ゼツはじっと二人を見つめていた。
絶(二人ともさっきから全然動かないね)
(幻術ヲカケ合ッテイルダケダ)
ゼツの下では、静かな狭い空間の中でイタチとサスケの写輪眼での激しい睨み合いが続いていた。
鼬「万華鏡写輪眼…この眼は特別」
佐「………?」
沈黙を破ったイタチの言葉に、サスケは怪訝そうに首を少しだけ傾げる。
鼬「開眼したその時からその眼は闇へと向かう。使えば使う程封印されていく」
佐「どういうことだ?」
鼬「万華鏡はいずれ光を失う」
イタチの写輪眼がスゥーと形状を変えていった。
佐「失明…。それが九尾をコントロールする力を得るための代償か」
鼬「フッ…。俺の言ったとおり、集会場の石版を読んだようだな」
イタチは階段を数段降り、サスケと同じフロアに立つ。
佐「マダラ…一体何者だ?」
サスケは眉間にシワを寄せる。
イタチの瞳が万華鏡写輪眼が三枚の刃を持つ手裏剣の形に、完全に変貌した。
鼬「その眼で九尾を手懐けた最初の男…。俺の相棒であり、師であり、不滅の男…」
サスケの顔がキッと歪む。
イタチはそんなサスケに数歩だけ近付いた。
鼬「そして、この万華鏡写輪眼のもう一つの秘密を暴いた唯一の男…。それが"うちはマダラ"だ」
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