【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第22章 Dawn18.愛と誓い-決意-
ーーー…
角「やはりおかしい」
ベッドで本を読んでいた角都が突然独り言をつぶやく。
飛「ジジィって独り言でけぇよな」
隣でリンに包帯を替えてもらっていた飛段が偏見の塊をぶつける。
しかし、角都は珍しく意に介さず言葉を続ける。
角「木ノ葉の連中と戦って、初代火影を思い出した。同時に…うちはマダラもな」
鈴「え!?」
飛「どういうこったよ?マダラちゃんならウチにいんだろ」
角「いや、当時のうちはマダラだ。初代火影と共にいたあのうちはの男と…どうしても同一人物とは思えん」
飛段は訳がわからなそうな顔で首をひねる。
鈴「あの…その記憶、私が見てもいいですか?」
ーーー…
鈴「その時、初めて"本物のマダラ様"の顔を見ました。角都さんの言うとおり、あなたとは似ても似つかない…」
リンは首を傾けてにっこりと微笑む。
鈴「あなたの方が…ずっと優しい顔をしてます」
リンは、驚いたままの彼の頬にそっと触れた。
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