第22章 Dawn１８.愛と誓い-決意-

斑｢なぁ、リン…もう俺のそばにいたくないか？｣


マダラの声には張りがない。


鈴｢ううん…｣


リンが一言そう言った後、しばらく沈黙が流れた。


鈴｢ごめんなさい｣


突然謝ったリン。

リンは彼の手をそっと離し、泣きそうな顔でうつむいていた。


鈴｢大嫌いなんてひどいこと言って…ごめんなさい…ごめんなさい…｣


リンは消え入りそうな声で何度も呟く。


斑｢もういいんだ。顔上げろ｣


リンはゆっくり顔を上げた。


鈴｢好き…。大好きです｣


顔を上げるなり、リンから出た言葉がマダラを驚かせる。


鈴｢でももしマダラさんが嫌なら…甘んじて受け入れます…｣


すると、リンの身体がフワリとマダラに抱き寄せられた。


斑｢何を言ってるんだ、お前は…。言ったはずだ。お前を嫌ったことなど一度もないと…｣


マダラは少しあきれたようにそう言ったが、彼の腕はリンをしっかり抱きしめていた。


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