• テキストサイズ

【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第3章 Dawn1.始まりと朝




鈴(今日は初めて"暁"のアジトに行く日だ!)


るんるん気分のリンはリビングに戻りふと時計を見ると、針は既に午前9時を差していた。

その瞬間、一瞬時が止まったかのように硬直したかと思うと、思い切り息を吸い込んだ。


鈴「やばい寝坊した!お兄ちゃん来ちゃう!!」


あたふたと忙しく準備を始める。

しかし、その忙しなさも待ちに待った日の到来を前にすれば、ウキウキ気分に上書きされていつの間にか笑顔が溢れる。

リンは兄であるペインが創設した"暁"という組織に入れてもらうことを先日ようやく許されたばかりだ。

リンが頼んでも頼んでもいつも聞き入れてくれなかった兄。

しかし、ずっとリンにお願いされ続け、とうとう彼も妹の強い意志に根負けしてしまった。

こうしてペインの承諾により、リンは念願の"暁"入りを果たしたのだった。

今日はそんなリンがメンバーと初めて顔を合わせる大切な日。


鈴「あと30分でお兄ちゃん来ちゃうなぁ…。ま、お兄ちゃんなら許してくれるか」


独り言をボソッと呟く。

リンはあらかじめペインから用意されていた服に着替え始める。

もっとも、ペインが用意したと言いつつも、リンが半ば強制的に自分好みの服を兄に用意させたのだが――…


鈴「えっとあとは…これ着てないと"暁"って名乗れないよね」


_
/ 1383ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp