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【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第7章 Dawn5.暗闇と迷走





鳶「じゃ、じゃあリンちゃんはまだ地下にいるんすか!?」

泥「そういうことだ、うん」

斑(まったく…)


内心あきれているマダラ。


先程サソリが言っていたように、広大な地下で一度迷えば2、3日は戻れないことはあり得る話だった。

さまよっている間に食料庫までたどり着ければまだ良いが、普通はそんな長い期間も飲まず食わずで生活することは生身の人間ならまず不可能である。


そして、不安の種はもう一つある。

地下の部屋には、サソリの人傀儡コレクションや薬品、飛段の大きなジャシン教グッズと拷問器具、デイダラの起爆粘土、その他多種多様な武具など、メンバーの危険な私物があるのだ。

また、機密資料も数多く保管してあるため、侵入者があった場合の防衛装置も常に作動している。

少しでも何かあればケガどころでは済まない。


かつて迷ったことがあるのは飛段とデイダラ。

飛段は不死身だったために3日間飲まず食わずでもなんとか事なきを得た。

デイダラは天井を爆破して無理矢理這い出たが、自身の起爆粘土はもちろん様々な危険物を巻き込んでしまい、あわや大惨事になりかねないところであった。


蠍「とりあえずお前らは地下を捜せ。俺はリーダーに報告してくる」


焦るようにして立ち上がったサソリは2階へ走って行った。

デイダラとトビも地下へと急ぎ、二手に分かれてリンの捜索を始めた………


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