第7章 Dawn５.暗闇と迷走

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地下から戻っていたデイダラとサソリは一緒にリビングでダベりながらテレビを見ていた。


鳶｢あー！デイダラセンパーイ！何見てるんスか？｣

泥｢あ、トビ、この番組面白いからいつも旦那とーー…ってトビ！！｣


デイダラは何かを思い出したかのようにいきなり叫ぶ。


泥｢お前、リンに会ったか？｣

鳶｢え？会ってないっスよ｣

泥｢会ってないわけねーだろ、うん｣

鳶｢いや、会ってないっスよ、本当に｣


それを聞いたデイダラとサソリは顔を見合わせると、表情がみるみるうちに変わっていく。


蠍｢デイダラ、俺たちが地下から戻ってどんくらい経った？｣

泥｢確か、ここに旦那と座ったのが３時だったから…かれこれ２時間は経ってるぞ、うん｣

蠍｢多分…いや、絶対迷子になってるな。あの地下で迷ったら2、3日はこっちに帰って来れないなんてザラだぞ｣

泥｢こりゃマズいな、うん…｣

鳶｢どういうことっスか？｣


深刻そうな顔の二人にトビは首を傾げたが、その声は少し不安げだった。

そんなトビを見て、二人は今の状況を説明する。


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