第22章 Dawn１８.愛と誓い-決意-

しかし、男はそんな飛段を鼻で笑う。


｢儀式だか何だか知らんが、この"杉痃(ｻﾝｹﾞﾝ)"、切り刻むのが専門。ヒヒッ…。このワシが貴様を解剖してやろう｣


杉痃が奇妙に笑うと、今度は角都がフンッと鼻で笑う。


角｢それは残念だな｣

杉｢何じゃと？｣


杉痃は顔をしかめる。


角｢こいつを解剖したところで、健康体のバカとしかわからんだろう｣

飛｢おい角都ッ！！てめーどっちの味方だよ！！｣


飛段は思わずドンドンと地団駄を踏む。


杉｢ならば貴様はどうだ？角都とやら。お前なら面白い結果が出るのか？｣


杉痃はニィと不気味に口角を最大限まで上げる。


飛｢んなワケねーだろジィさん！こいつ解剖したところで黒いヒジキしか出てこnグヘァ！！｣


その瞬間、飛段の右頬に、地怨虞で伸びてきた角都の怒りの左拳がクリーンヒットする。


飛｢痛った！何すんだよ角都ッ！！｣


飛段は足を踏み鳴らしながら角都の方に歩み寄る。


角｢お前が俺を怒らせるからだ｣

飛｢てめーからケンカ売ってきたんじゃねェかよッ！！｣


飛段はキーッと怒りながら角都を指差して喚く。


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