【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第22章 Dawn18.愛と誓い-決意-
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キィーーーン!!
飛「やるじゃねーか。ジジィの癖してよ」
飛段の赤い大鎌と相手の銀色のメスが響き合う。
「ヒヒヒ…。面白いことを言う」
二人は噛み合った刃を離し、一旦後ろに下がった。
こちらも他と同様、やはり男の後ろには白い忍たちがズラッと並んでいた。
飛段と角都の前に立つのは、奇妙な笑い方が特徴な白髪混じりの初老の男。
顔に深いシワを刻み、細い目の奥には狂喜な好奇心が垣間見える。
そして、熾信たちと同じ形をした茶色のコートを羽織り、両手にメスと医療用ハサミをそれぞれ持っていた。
「まだまだ若いもんにはやられんよ」
飛「そうかァ?見た感じふっつーのジジィだからよォ…。すぐ儀式用にしてぐっちゃぐちゃにできると思ったぜ」
「飛段と言ったな、若僧…。礼儀というものを知らんのか?」
飛「知らねーな。興味ねーし」
飛段は耳穴をかっぽじりながら上の空。
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