第22章 Dawn１８.愛と誓い-決意-

無邪気な表情から一転、声色が変わり、口角を上げてせせら笑う。


雨｢両方とも兼ね備えたアーティストの僕にーー…二人が勝てるはずないってことだよ〜｣


雨鶴は｢キャハハハハハ！！｣と甲高い声で高笑いを上げる。

デイダラとサソリはグッと唇を噛み締め、不気味な雰囲気を漂わせている雨鶴を睨みつける。


泥｢言ってくれるな、うん｣


しかし、デイダラも負けじと薄笑いを浮かべる。

すると、雨鶴はまたニコリと子供の笑顔に戻る。


雨｢僕は思ったことを正直に言っただけだよ。僕、素直が取り柄だから｣

泥｢こんのクソガキ！オイラの芸術と一緒に爆発させてやる！うん！｣


笑顔の雨鶴とは全く違い、デイダラの声は明らかに怒気を孕んでいる。


雨｢やだなぁ～。僕はデイダラさんの芸術なんかになる気はさらさらないよ｣


怯えることもなく、表情を変えない雨鶴。

だが、彼の笑顔の裏には冷酷なまでの殺意が見える。


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