第21章 Dawn１７.愛と誓い-消失-

小南がそう言うと、清那は不敵にニヤリと笑った。


清｢なぜかしら…あなたとは気が合いそうですわ｣

小｢そう？私はそうは思わない｣


すると、小南は身体の一部を紙に変化させた。

飛散した紙吹雪を翼に変えると、薄い水色の空に舞う。


清｢その姿…とても美しいですわ｣


急に顔をしかめた清那は印を組んだ。


清｢でも…あたくしの方が美しくってよ？水遁:平膨大波(ﾍｲﾎﾞｳﾀﾞｲﾊ)!!｣


清那は口から水を出し、地中から地下水も大量に出てくると、まるで湖ができたかのように辺りを水で満たした。

その刹那、高い水の壁が津波のように小南を襲っていった。

しかし、小南はそれをひらりと華麗に避ける。

だが、清那はまた笑う。


清｢引っ掛かりましたわね…｣


小｢！？｣


しかし、避けた先にはなぜか清那がいた。


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