【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第21章 Dawn17.愛と誓い-消失-
小(術で動きを封じた時は、確実に清那本体だったはず…。一体どうやって…?)
無表情だが、自分の拘束から脱出されたことが解せなかった。
すると、小南は清那の動きを封じていた紙に、ぬるりとした液体がついていることに気付いた。
何かに気付いた小南は相手を見ると、落ち着いた口調で話し出す。
小「これは…粘液?」
清那は少し驚いたようにして小南を見たが、腰に手を当てて少しだけ笑うと、薄い唇を動かした。
清「よく気付きましたわね…。さすがですわ」
清那は小南を少し見下すような目で見る。
小(この粘り気を利用して紙の拘束から抜け、水分身を身代わりにした…)
小「あなたも良い術を持っているみたいだわ」
_