【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第6章 Dawn4.笑顔と思い
鈴「あの時も心配してくれたから!」
あの時、リンを心配したわけではない。
輪廻眼を持つ者がいなくなれば戦力が格段に低下する。
斑(俺の計画がズレるのを恐れたからだ…)
しかし、なぜリンの帰宅が遅いからといって時計をしきりに気にした…?
なぜリンが無事に帰った時、あんなに安心した…?
なぜ…なぜ…なぜ………
マダラにはわからなかった。
この感情が何を意味するのかさえも理解できない。
…いや、昔は知っていた。
だが、今はわからない。
斑(懐かしい。だが、一体何なんだ…?)
遠い過去に捨てたはずのこの感情が今になってぼんやりと浮かび上がる。
しかし、その感情を無意識に頭で拒絶しているのか、マダラ自身にははっきりとは見えてこない。
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