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【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第20章 Dawn16.自尊と涙





泥「クッ…クク…。やっぱり…やっぱりそうだったか…」


しかし、デイダラの顔が少しだけニヤつく。


佐「急所は外してある。イタチの居場所を教えろ」




泥「…だから、イタチに礼を言わなきゃ…って言ったんだ…」

佐「?」






ガッ



佐「!?」


サスケはとっさに下を見ると、飛行している粘土の鳥から出て来たデイダラが足首を掴んでいた。

サスケが千鳥で右胸を射抜いた方はデイダラの粘土分身だった。


泥「お前の幻術は前もって読んでた」


デイダラはイタチに一杯食わされた時から今日までの間、左目に魚眼レンズをつけ、対写輪眼用として常日頃から鍛えていたのだ。


泥「イタチと一緒だ。二度も同じ手は食わねーぜ、うん!」

佐「……っ…!」

泥(幻術を解く訓練を怠るワケねーだろ!!)


デイダラが写輪眼による幻術を見切ったというのは、さすがのサスケも思ってもみなかった。


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