【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第20章 Dawn16.自尊と涙
超小型ナノサイズ爆弾"C4カルラ"―――…
デイダラを象った巨大な粘土人形を破裂させ、その爆風にのせて、常人の目には見えない小型爆弾を大気中に広範囲に散布。
それを吸い込んだ生物は体内の至る箇所にナノサイズの爆弾をセットされる仕組みである。
無数の小さな爆発はどんな生物であっても、細胞レベルで身体の中から標的を破壊していくのだ。
しかし、サスケはそのことを写輪眼でいち早く気付き、何らかの手を打って生き延びていた。
佐「それに、爆弾が見えていれば避けるのは容易い…」
泥「ぐっ…」
デイダラはサスケが自分のとっておきの芸術から見事逃げ切り、ましてや術の仕組みまで見破られてしまったことにイラ立ち、サスケを睨み付けた。
泥「お前が…C4で死んだように見えたのはーー…」
佐「俺の幻術だ」
まるで、この時点で自分が勝ったかのように言い切った。
サスケは赤に黒の勾玉模様の瞳でデイダラを見据える。
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