【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第20章 Dawn16.自尊と涙
泥「ククク…」
しばし喜びに奮えていたデイダラは左目にかかっている髪の毛を払った。
泥「イタチに礼を言わなきゃな…」
すると、左目の瞳孔がキュッと急減に狭くなる。
泥「……勝った…。勝ったぞ!!オイラの芸術がーー…!?!?!?」
突然、背後から禍禍しい殺気を感じた。
デイダラは一瞬で焦りの表情へと変わり、恐る恐る後ろへと目を向けた。
バサッ
バチチチチッ!!!
デイダラの背後には、手に雷遁をのせ、呪印を解放していたサスケの姿。
空を飛来しながらもうすぐそこまで来ていた。
ズボッ!!!
サスケの腕はデイダラの右胸を貫通し、その手を伝いながら赤い血がポタポタと流れる。
佐「チャクラを使い切ったようだな…。動きが遅いぜ」
泥「…その眼……くっ…」
デイダラは顔を歪ませ、背後のサスケを睨む。
佐「目に見えぬ爆弾…。だが、俺の写輪眼はチャクラを色で見分ける…」
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