【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第20章 Dawn16.自尊と涙
デイダラの話は止まることなく、次々と早口に自らの芸術についてひたすら語っていく。
泥「その爆発により、その存在を昇華させて初めて本来の姿になる!」
そんなデイダラの話を聞いているのかいないのか、ただじっと耳を傾けている"暁"三人。
泥「オイラはその一瞬の昇華にこそアートを感じてならない!うん!」
鼬.鬼.蠍「「「………」」」
やはり三人とも右から左へ聞き流している。
泥「…芸術は………………爆発なのだぁああッッ!!!!!!」
デイダラの最後の決めゼリフが木霊して宝物庫中に響き渡った。
木霊が消え、しーんと辺りが静まり返る。
蠍「………ウザいな…」
鬼「……終わりですか…?」
鼬「さあな…」
鼬「もういい…。俺がやろう」
痺れを切らしたイタチがゆっくり目を開けると、血のような赤に染まった瞳が浮かび上がった。
イタチの写輪眼も薄暗い寺院の中だと更によく栄える。
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