【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第20章 Dawn16.自尊と涙
すると、鬼鮫という男が口を開いた。
鬼「近隣諸国で反国家分子どもに加担して、爆破テロを起こしているのはアナタですね?抜け忍のアナタが何の目的でそんな事を?」
泥「目的?そんなもんありゃしねーよ」
デイダラはぶっきらぼうに返答する。
泥「オイラは依頼を受けて爆発を起こすだけだ。オイラの"芸術"でな」
蠍「芸術?」
当然の如く、傀儡造形師であるサソリは興味を持ったようで思わず聞き返す。
泥「そうだ!見ろ!」
デイダラは腰のポーチに手を入れると、手の平の口から白い粘土製の丸い甲虫が出て来た。
泥「どうだ?この洗練されたラインに、二次元的なデフォルメを追求した造形!」
デイダラはさっきとはまるで人が変わったかのようにベラベラとしゃべり始める。
泥「まさにアートだ!だが、オイラのアートはこれだけじゃない!オイラの作品は流動的だ!形ある時はただの造形物に過ぎない、うん!これは爆発する!!」
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