【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第20章 Dawn16.自尊と涙
しかし、忍でありながら天才粘土造形師としても名を馳せたデイダラは、その禁術にアーティストとしての欲求と渇望を抱いた。
そして、禁忌を犯してまでついに手に入れた禁術――…
それが彼が誇る"能力"であり、最大の"武器"なのである。
その最大の能力を使い、自身の粘土に爆発という命を吹き込み、作品にする――…
それこそがデイダラにしかできない術―…"爆遁"である。
他にも同じ爆遁と言う術を扱い、デイダラ同じく岩隠れの"ガリ"という男がいる。
しかし、ガリの術は血継限界でデイダラの術は禁術であるため、爆遁には二種類あると考えられ、加えて、形質変化の名称が同じだけで全く異なるものである。
故に、この爆遁を使える忍は唯一デイダラのみである。
そんなデイダラを求め、この三人は"暁"という犯罪者グループにわざわざ勧誘しに来たらしい。
しかし、勧誘と言えば聞こえは良いが、この勧誘とやらはある意味強制的な空気が漂っている。
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