【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第6章 Dawn4.笑顔と思い
2階から下りてきたのは、癖のある赤髪にいつもの眠たそうな目をしているサソリだった。
泥「サソリの旦那!」
泥(ナイスタイミングだ、うん!)
デイダラは彼を見るなり心の中で助け舟が来たと喜ぶ。
蠍「今何時だと思ってんだ」
泥「………え?」
喜びも束の間、サソリの怒気を含んだ声が響く。
デイダラは思わずキョトンとしてしまった。
泥(もっ、もしかして旦那もオイラのこと心配して…!)
蠍「てめぇは俺に"6時には帰る"って言ったはずだぜ?忘れたとは言わせねぇ…」
しかし、そんな淡い期待は儚くも打ち砕かれた。
いや、ぶちのめされた。
すると、今朝のことがデイダラの脳裏に浮かんだ。
泥「あ…」
泥(そういえば旦那に何時に帰るか聞かれて、その後作品作りを手伝えとか何とか…)
蠍「あ、じゃねぇぞてめぇ。すっぽかしやがったな、デイダラァ…」
サソリはジリジリとデイダラに詰め寄って行く。
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