第18章 Dawn１５.不死と願い-守護神-

グギッ
ブチチチ…



角｢うぐっ…！！｣


そんな中、飛段を捕えていたシカマルの影がまた大きく歪んだ。


鹿(影真似も限界だ…)


飛段もそれに気付いて足元を見ると、影がプツンと切れて外れた。


飛｢あーぁ…。やっと動けるぜ｣


飛段は自分の感覚を取り戻すように足を動かしたり、腕を動かしたりしている。


角｢ぐぁあ…！！｣



ブチチッ
　 ズリュッ



角｢…ぐぁああぁあああ！！！｣



ズオオオオオオ！！！
ブチチチチッーー…！！！



角都の雄叫びと共にちぎれるような大きな音が響く。

すると、角都の背中が張り裂け、空に向かって中から黒い触手を引き連れた四つの面が出て来た。

今までに見た事のないような凄まじい光景。

カカシも立ち上がり、驚いたように見入ってしまう。


飛｢さて。じゃ殺るか、角都｣

角｢あぁ…｣


飛段と角都の後ろには、どれも体長３～４ｍはありそうな巨大な化け物四体。

全て角都の背中にあった面をしていた。

翼を生やしているようなものもいれば、背が高くて細長い胴体のものもいる。


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