【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第6章 Dawn4.笑顔と思い
そして、イタチは開け方を教えると、リンは5分もかからずにマスターした。
鈴「できました!」
鼬「覚えが早いな」
イタチはすぐ術を完璧に習得したリンに感心する。
鈴「イタチさんが教え方上手なおかげです。ありがとうございました」
鼬「いや、いいんだ。それより早く行かなくていいのか?」
リンはイタチの言葉に、元々の目的を思い出してハッとする。
鈴「あっ!そうでした!行ってきます!」
リンは叫ぶように言うと慌てて飛び出して行った。
鼬「…騒がしい奴だ」
イタチは走っていくリンの背中を微笑みながら見つめた。
鬼(イ、イタチさんが…笑った…)
その時、偶然イタチを呼びに来ていた鬼鮫が丸い目を更に丸くし、イタチをポケッと見つめている。
イタチは他のメンバーと比べ、あまり笑うことがなかった。
ふと気が付けば、いつも思いつめた表情をしている。
しかし、そんな彼が微笑む姿に鬼鮫に笑みがこぼれる。
鬼「イタチさん、お団子用意しましたよ」
鼬「あぁ、すまない。今行く」
鬼鮫がそんなことを思っているとは露知らず、イタチは唇にほんの少し弧を描いた………
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