【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第6章 Dawn4.笑顔と思い
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鈴「うーん…」
メンバーが出入口として使う壁の前で、困った表情のリンがじっと立っていた。
鼬「どうかしたか?」
そんな彼女に気付いたイタチが声をかける。
すると、リンは眉を下げながら今の状況を説明した。
彼女の話によれば、デイダラと飛段に修業に付き合ってもらう約束をして今日の昼過ぎに外で待ち合わせをしているらしい。
しかし、出入口の開け方がわからず外に出られなくて今に至るという訳だった。
鼬「リーダーからは何も聞いていないのか?」
鈴「はい…。すみません」
鈴(たぶん私が勝手に外出しないようにしてるのもあるのかも?)
鼬「俺で良ければ教えよう」
イタチはそそくさと靴箱から自分の靴を出して履く。
鈴「いいんですか?」
リンの曇った表情がパッと明るくなった。
鼬「あぁ。今日は特に任務もないからな」
鈴「ありがとうございます!」
笑顔でペコッと頭を下げたリンを見て、隣に立ったイタチは思わず微笑む。
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