【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第18章 Dawn15.不死と願い-守護神-
角「ボケてるのはお前だ、飛段。寝言は寝て言え。俺たちはアジトに戻る」
飛「ったく…マァ~ジかよォ。めちゃくちゃつまんねェ。…っつーか俺ボケてねーし!」
飛段は元気をなくしたようにがっくりと肩を落としたと思えば、すぐさま角都に食ってかかる。
角「あの換金所に戻って待ち伏せを喰らう必要はない」
しかし、角都はいたって冷静。
角「あれから既に三日経った。あの賞金首は木ノ葉に回収されてる。今頃は埋葬されているはずだ」
飛「ま、そりゃそうだな」
飛段が納得したところで、二人は飛段が後ろに続くように再び砂利道を歩き出した。
角「そういえば…」
飛「…?何だよ?」
角都は急に立ち止まり、何やらガサゴソと袖の中を探し始めた。
そして、目当ての物を取り出した瞬間、飛段は"おっ!!"と声を上げた。
角「その治りかけの傷、みっともない。これで隠しておけ」
飛「俺の額当てじゃねーか。なんだァ!わざわざ拾っといてくれたのか!」
角都が持っていたのは、傷が横に入った湯隠れの額当て。
飛段が首をはねられた時に一緒に跳んだのを、角都が去り際にこっそり拾っていたのだ。
_