第18章 Dawn１５.不死と願い-守護神-

飛｢なくしたと思ってたぜ。角都、お前ホント良いやつだな！そういうとこマジでお前の長所ってヤツだな！ゲハハ！｣


飛段は嬉しそうにありがたく自分の額当てを受け取ると、首の後ろで額当てを結んだ。


角｢とっとと行くぞ、飛段｣


そう言って、角都はまたスタスタと一人先に歩き出す。


飛｢へへっ｣


ニコニコとご満悦な飛段は角都を小走りで追いかける。


飛｢角都ゥ～｣


飛段が角都の肩を軽くポンッと叩くと、彼の顔が悪戯な笑みに変わった。


飛｢お前、俺のこと結構好きだろ？｣

角｢うるさい。黙れ。それ以上口を開くな｣

飛｢ゲハハ！そんなに照れんなってェ～｣

角｢…付き合ってられん｣

飛｢とか言いながらずっと俺とコンビ組んでんのはどこのどいつだよ！ゲハハッ｣

角｢バカなこと言ってないでさっさと歩け。置いてくぞ｣

飛｢あー！待てよ！！オイ角都ゥ～～ッ！！｣


急に早歩きになった角都を走って追いかける笑顔の飛段。

涼しい森林の中、うららかで暖かい木漏れ日がそんな二人を明るく照らしていた………


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