第18章 Dawn１５.不死と願い-守護神-

飛｢結局三日もかかっちまったのかァ…｣


森林の中の岩の上にいる二人。

飛段は立ち上がるなり、首に手を当てて骨をボキボキ鳴らした。


角｢行くぞ、飛段｣


角都もムクッと立ち上がり、すたこら先に歩き出した。


飛｢オイ角都、どこ行く！？換金所はこっちだろーが！｣


来た道とは逆方向を歩いて行く角都に、飛段は換金所への道を指差した。


飛｢まさかてめー…リーダーとかマダラちゃんに言われたみてェに真っすぐアジトに帰るつもりじゃねェだろーな？木ノ葉の奴らにも待ってろって言っちまったんだぜェ？｣


飛段は片手を腰に当て、面倒臭そうに言う。

しかし、角都は振り返らず、ただ飛段の方に耳を傾けているだけ。


飛｢ぷっ…！とうとうてめーもボケちまったか！？｣


飛段は口に手を当て、必死に笑いを堪えている。

角都はハァ…と溜息をつき、やっと飛段に振り返った。


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