【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第14章 Dawn12.芸術と約束-比肩-
蠍「どうした?」
泥「だ、旦那!ちょ、ちょっと身体起こせるかい?」
蠍「あ、あぁ」
デイダラの言う通りサソリが身体を起こすと、上にかけられていた黒いコートが落ちるーー…
泥.蠍「「あぁぁあああッ!?!?」」
二人はサソリの上半身を見て物凄く驚いたように大声を上げた。
泥「や、やっぱり…」
泥(道理で腕と首の継ぎ目がないわけだ…うん)
蠍「お、俺の仕込みがーー…」
泥.蠍「「ない…」」
サソリの上半身には、あるはずの仕込みが綺麗さっぱり見事にないのだ。
二人は顔を見合わせ、しばらく固まってしまった。
蠍(やっぱり転生したからってことか?)
サソリは色々考えるが、考えたところで答えは出ない。
蠍「あーなんか寒!」
泥「普通の身体になったから寒さとか感じるんだな、うん」
蠍「生身の身体に戻ったって証拠だな」
デイダラは落ちたコートをサソリに渡すと、彼は"ありがとう"と言って上に着た。
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