第14章 Dawn１２.芸術と約束-比肩-

泥｢でも旦那、オイラ、旦那が生身になっても魂が変わらないならそれでいいと思うぞ！うん！｣


デイダラはサソリにニカッと笑顔を向ける。

サソリは少し驚いたが、すぐにクスッと笑い出す。


蠍｢俺は何も変わんねぇよ。"永久"にな｣


すると、デイダラはさっきとは全く違う悪戯な笑みを浮かべた。


泥｢もう傀儡じゃねぇから食事とか気をつけないと一瞬で体型とか変わっちまうぞ｣

蠍｢だろうな。身長伸びたｒーー…｣

泥｢食べ過ぎて横に伸びないようにな！うん！｣


その瞬間、サソリの額にピキピキと青筋が浮かぶ。


蠍｢デイダラァ…俺は縦に伸びることはあるだろうが、横には伸びねーよ。永・久・に！｣

泥｢気をつけないとすぐ豚になるぞ！一・瞬・で！うん！｣


拳を握りしめ、怒りに震えるサソリ。


蠍｢やっぱてめーはいつか俺のコレクションにしてやる｣

泥｢望むところだ！一瞬で爆破してやるよ！うん！｣


しばらくそんな言い争いをしていると、デイダラは急にアハハと笑い出した。


泥｢やっぱ旦那は旦那だな！｣


デイダラはニコニコとした笑顔でサソリを見る。

そして、内に秘めていた思いを打ち明ける。


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