• テキストサイズ

【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第14章 Dawn12.芸術と約束-比肩-





泥「あいつ…我愛羅は砂の里の被害が最小限になるように、自分を犠牲にした…うん。傷ついてるのに自分を顧みず、オイラの爆発から里を必死で守ってた…!」


デイダラの瞳は力強くみんなを見つめた。

我愛羅の意思は本物だと主張するように――…


泥「だから…本当の話だからーー…」


声が弱くなり、少し震え出す。

うつむいた彼には、先程感じられた力強さはなかった。


泥「だからお願い…。サソリの旦那を…生き返らせて…うん…」


そこには必死になってサソリの転生を願うデイダラしかいない。

デイダラは床にへたり込み、涙ながらに懇願する。

彼の切なる思いは幾粒もの雫となり、目から溢れ出た。


痛「考えさせてくれ」


ペインはハァと溜息をつく。


鈴「お兄ちゃん!」


難しい顔をしていたペインがリンに目を向けると、そこには力強い眼差しで彼を見つめる妹がいた。


鈴「私!お兄ちゃんの言ってることもわかってるつもり…。でも…でも!」

痛「だがリン…サソリはーー…」


_
/ 1383ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp