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【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第13章 Dawn11.芸術と約束-憧憬-





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蠍「遅せぇぞ…。待たせんなっつたろーが!」


デイダラがあまりにも遅かったためずっとイライラしていたサソリは、デイダラが着地した途端に怒鳴り散らす。


泥「そいつは勘弁だ。結構強かったんだ、こいつが」


怒りを露わにするサソリにももう慣れた様子で、デイダラはいつもと同じように答える。


蠍「だからもっとちゃんと準備しとけって言ったんだ」


タラタラと少し説教じみた言葉や嫌味をまるで小姑のようにサソリに言われ、デイダラの気分はもう最悪。

しかし、忠告を破って遅れたことを素直に反省していたデイダラはサソリに何も言えずじまい。


泥「じゃ…引き上げよう、旦那、うん」


サソリのブツブツ文句のお説教も終わり、二人で砂の里を後にする。

来た時とは気温や景色も変わり、少し肌寒い紺色の砂漠に足を踏み入れた。


蠍(もう二度と来ることもねぇな…)


サソリはチラリと後ろを振り返ってそう思ったが、里への名残惜しさはなかった。

そんなサソリはふとデイダラの方を見た途端、驚きのあまり唖然としてしまった。


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