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【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第13章 Dawn11.芸術と約束-憧憬-





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2,3日歩いただろうか。

二人は未だ砂漠の中を歩いていた。


サソリは広大に広がる砂漠にも故郷なので慣れており、身体が傀儡であることもあって疲労感の"ひ"の字も感じていなかった。

だが、デイダラは砂漠に慣れてもいなければ傀儡でもない生身の身体。

"水…水ぅ…"と連呼しながらグズるデイダラに、里へ急ぎたかったサソリも渋々休みながら来たのだった。


そんな中、砂嵐が吹き荒れる砂丘をふと見ると、サソリの目にあの懐かしい光景が映る。

それは紛れもなく、砂隠れの里。

到着すると、デイダラの見知らぬ男が里の前で待っていた。


「お待ちしておりました、サソリ様、デイダラ様」

蠍(思い出したようだな…)


何かあった時のためにずっと前からサソリが砂に潜入させておいた彼の部下―…"由良(ユウラ)"がサソリの前にひざまずいた。


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