第13章 Dawn1１.芸術と約束-憧憬-

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３日後。

デイダラとサソリが一尾狩りの任務に行く日がやってきた。


朝食を食べ終えると、すぐに二人は笠を持って支度をする。

サソリは任務時は毎度のことながらヒルコに入っていた。


泥｢行ってくるぞ、うん！｣

蠍｢じゃあな｣


デイダラの元気な声が響き、ヒルコ特有の低い声をしたサソリも少し振り返り、出入り口を開けながらそう言った。

その声にメンバーも大きな出入り口から顔を出し、大きく手を振った。

笑顔のメンバーに見送られる時、後ろを何度か振り返り、小さく手を振りながら砂へと行ってしまったデイダラとサソリ。


この日は朝から春を感じさせられた。

咲き乱れた花の周りでは、華麗に蝶達が舞い、桜はどこか儚げに薄ピンクの花びらを散らす――…


そんな美しい日だった………


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