【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第12章 Dawn10.仲間と宝物
"やはり自分は孤独だ…"
静かに聞いていたメンバーの誰しもがそう思っていた。
鈴「そんなの…ただ臆病なだけ。逃げてるだけじゃない…」
しかし、その考えを否定するようにリンの声が響いた。
鈴「忘れたの?お父さん、お母さん…長門兄のこと…」
必死に泣くのを堪え、声にならない声を搾り出す。
鈴「大切な人を失った時の悲しみや寂しさ、痛み…。それは今でも忘れられないくらいつらいものだよ。でも、その人たちと一緒にいた時に感じた…楽しかったこと、嬉しかったこと、笑い合えたこと…。そういう思い出の方が悲しみや痛みも消してくれるくらい、たくさんあると思うの」
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