【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第12章 Dawn10.仲間と宝物
すると、デイダラが自分の腕を掴んでいるサソリの手を掴み、ゆっくりと下ろす。
彼はさっきとは違い、沈んだ声でその沈黙を破った。
泥「コンビ組んでても任務じゃ大して協力しないしな、うん」
鼬「組んでいないメンバーは尚更だ。長い間ここにいたとしても別に興味はない」
角「死のうが生きてようがな」
デイダラの言葉に賛同するかのように、イタチと角都が無機質な声で言う。
痛「お前も知っているだろう?仲間を失う痛みを…。そして、それがどんなにつらいかも」
リンはショックで涙も止まり、ただ呆然と立ち尽くした。
痛「それを経験しているのは俺たちだけじゃない。それぞれが違った形で経験したことがあったはずだ」
ペインはただ呆然としている彼女を諭す。
痛「"暁"の任務は常に危ない目に合い、死と隣り合わせだ。俺たちが"本当の仲間"になってしまえば、もしそれを失った時…またあの時と同じ痛みを経験することになる」
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