第12章 Dawn１０.仲間と宝物

泥｢他人が傷つくのを怖がってんなら何もできねぇっつってんだ！！大体な！お前程度の加減された攻撃でこっちが下手なケガ負うとでも思ってんのか！？ナメてんじゃねーぞ、コラァ！！｣

蠍｢いい加減にしろ！！言い過ぎだ｣


完全にブチギレているデイダラ。

サソリはそんな彼をなだめるが、その声もかなり荒い。

もういつ殴り合いになってもおかしくない程の修羅場だった。


すると、リンはうつむいていた顔をガバッ上げた。

その目には涙が溜まっていた。


鈴｢そっちこそ何もわかってないじゃないッ！！みんなは大切な私の仲間だから！傷つくのを見たくないって…っ！そう思っちゃいけないんですかッ！！？｣


リンは涙を浮かべながらデイダラと同じくらいに叫んだ。

メンバーでさえもその迫力に押される。


ちょうどその時、ペイン、小南、マダラが２階から降りてきた。

すぐに彼らは只事ではないと直感的に察知できた。


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