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【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第11章 Dawn9.過去と傷痕





ペインは二人に心から感謝し、頭を下げた。


長「そんなにかしこまらないで。それよりもリンちゃんと再会できて本当によかったよ」


ニコニコと笑顔で言う長門。

それから簡単に自己紹介を済ませると、小南が疑問を口にする。


小「なぜ倒れていたの?」


ペインは理路整然と、自分の一家が輪廻眼を持っていたために木ノ葉から襲われたことなど全てを二人に話した。


ペインの話によると、リンがさらわれた後も妹を探すために片っ端からしらみ潰しに駆けずり回っていた。

そうしながらも、両親が自分を追って来れるようにマーキングをしながら来たが、とうとう現れなかったらしい。

その後も次々に敵に襲撃され続け、眠らず休まず飲まず食わずでクタクタになってしまい、倒れていたところを長門に助けられた―…とのことだった。


両親のことを聞いたリンの顔は悲哀に満ちてうつむいていたが、なぜか泣かなかった。


痛(リン…)

鈴(にぃにばっかりたよっちゃだめ…。リンもがんばる)


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