【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第11章 Dawn9.過去と傷痕
母「小隊だけじゃ無理よ!逃げたところですぐ捕まってしまう!私も一緒に!」
敵の人数を察知して、母はそう言う。
焦っていた父は不満げだったが、母の"子供たちを守る"という強い意志に満ちた目を見て渋々承諾した。
鈴「にぃに…」
父「ペイン…お前は兄としてリンを全力で守れ。お前ならできる」
痛「だけどーー…!!」
すると、母はペインの両肩を掴み、言い聞かせるように力強く揺さぶる。
母「ペイン君、いい?母さんたちも必ず後を追う。だから今は早く逃げなさい!」
痛「母さん…」
鈴「やだやだやだッッ!!!みんないっしょ!おかあさんもおとうさんもみんなとじゃなきゃリンやだッ!!!」
泣きじゃくるリンを父が思い切り強く抱きしめる。
父「すぐにリンを抱えて逃げろ!父さんたちはお前らを死なせるわけにはいかないんだッッ!!!」
ペインは歯を食いしばり、拳を握りしめな悔しさを堪える。
痛「リン、お兄ちゃんと行こう」
ペインは暴れるリンを無理矢理抱き抱えた。
鈴「いやぁああ!!にぃにはなしてっっ!!!」
お父さあぁぁああーーんッッッ!!!!!!
お母さあぁああぁーーんッッッ!!!!!!」
リンの泣き叫ぶ悲鳴が響き、ペインが全速力で走り出す。
二人が逃げたのを確認した父と母は敵がいるであろう戦場へ向かって行った………
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