【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第11章 Dawn9.過去と傷痕
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―12年前―
鈴「お母さん、お父さん!たくさんお花があるね!」
まだ幼い少女―…リンは、赤や黄色、青、ピンクなど、一面色とりどりに咲く花たちの中にいた。
母「まあ…!本当に綺麗ね」
父「ここへ連れてきてよかった」
花畑の中でくるくる回ったり、蝶を追いかけているリンを見て、両親は微笑んでいる。
「父さん、母さん、こんな所にいたんだ」
すると、任務終わりの少年が後ろから走って来る。
彼はまだ少し幼さが残り、紫色の目をしていた。
父「おぉ。ペインか」
父親はそう言いながら振り返る。
父「任務ご苦労。よくここがわかったな」
この少年―…ペインを見て、感心したように父が言う。
当時のペインはまだ顔や身体にピアスはなく、普通の少年だった。
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