第28章 Dawn２３.神と世界-理想郷-

鳴｢平和…？正義…？ふざけんなってばよ…！俺の師匠を！俺の先生を！俺の仲間を！俺の里を！こんなにしやがったお前なんかが！そんな事を偉そうにほざいてんじゃねぇーッッ！！！！！！｣


ナルトの怒りの咆哮がキィーンと里中に響き渡る。

その悲鳴に似た怒号に、ペインの瞳がフッと揺れた。



ナルトのこの目を、自分は知っていたから――…



親を失い、友を失ったあの日と同じ――…


痛(あの時の…俺と同じ目…)



痛｢なら…お前の目的は何だ？｣

鳴｢お前をぶっ倒して！俺がこの忍の世界を平和にしてやーー…｣



ドゴォオオオ！！！！！！



その瞬間、ペインの拳がナルトの顔面すれすれで地面に振り下ろされた。

ナルトは目を見開く。


痛｢そうか、それは立派なことだ。それこそ正義だな｣


しかし、ペインは顔色一つ変えずにいる。

振り落とした固い拳を震わせながら――…


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