第28章 Dawn２３.神と世界-理想郷-

ペインは少し意味のわからなそうな顔をした。


痛｢何で…か。出来事はいつも突然だ。理由は後になって気付く｣


ナルトに突き刺した黒刀の上に手を置き、しゃがみ込んでいるペインはギロリとナルトを見下ろした。


痛｢この状況…そうだな。少し話をしよう｣


二人は静かに睨み合う。


痛｢お前は"何でこんなことをする？"と俺に問うたが、その理由をお前に話したところで何も変わりはしないだろう…｣


冷ややかな眼差しとは裏腹に、ペインの口調は穏やかだった。


痛｢だが、もう一度ゆっくり話をすれば……どうだろうな。さっきも言ったな｣


ペインはスッと立ち上がる。


痛｢平和を生み出し、正義を成すこと…それが俺の信念だ｣


ペインの眼は己の意志の強さと比例し、煌々と光った。

ナルトはギリリと唇を噛んだ。


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