• テキストサイズ

【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-





痛「だがーー…」


ペインは震える拳をゆっくり持ち上げた。


痛「俺の家族を、俺の仲間を、俺の里を――…この里と同じようにしたお前達木ノ葉の忍だけが…平和と正義を口にすることを、許される訳ではないだろう?」

鳴「…どういうことだってばよ?」


ナルトの声が微弱に揺れた。


痛「火の国…そして木ノ葉は大きくなり過ぎた…。尾獣や国益を守るため、大国同士の戦争で自国の利益を獲得する必要があった。その戦場になるのはいつも、我々の里―…雨隠れ。その度に俺たちの里は荒らされ、疲弊していった」


ペインの悲哀に満ちた瞳は、当時の里に起きた事がどれ程凄惨だったか物語る。


痛「そして、幾度かの戦争を経て大国は安定した。俺たちの里は荒廃したままだったが、ようやく復興を成し遂げたばかりだ。だが、更なる利権を求めた大国は尾獣を奪い合い始め、再び戦争に発展した。それが今の世だ」


_
/ 1381ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp