【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第9章 Dawn7.想いと正体
マダラはリンを抱きしめたまま口を開く。
斑「お前は…どこかに行ってしまわないか?」
いつもと違って声が弱々しい。
鈴「大丈夫です。どこにも行きませんよ。当分死ぬ気もありませんし…。今回みたいにあなたが私を守ってくれるなら尚更です」
そんなマダラの心をリンが優しい声で包む。
マダラは明るく笑う彼女をじっと見つめ、少し赤面した顔で優しく笑った。
しかし、リンは突然暗い表情でうつむいた。
鈴「なのに私はあなたのことを…輪廻眼で初めて目にした時、冷たい人間だなんて思ってしまいました。こんなに温かく抱きしめてくれるのに…」
斑「お前が俺を怖がって震えてたのは知っていた」
寂しそうな目でリンを見つめるマダラ。
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