【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第9章 Dawn7.想いと正体
鈴「ふふっ。少し苦しいです、マダラ様…」
斑「マダラでいい」
リンは目を見開き、慌てて首をブンブン横に振った。
鈴「で、できません!呼び捨てだなんてそんなこと…」
斑「なぜだ?」
鈴「な、なぜって…。あなたのこと小さい頃から歴史書で読んでて!それで…!だからなんかその…とにかく!私のポリシーみたいなのに反するんです!」
リンは慌てながらも一生懸命話す。
そんな彼女の頭の中も、自分が何を言っているのかわからない程ごっちゃごちゃだった。
斑「…そうか」
マダラはそんなリンを見て、おかしそうに小さく笑う。
斑「だが、"様"はやめられるか?」
鈴「え?そ、そうですね…。でも敬称は付けたいので、"さん"付けで…」
斑「それならいい」
すると、マダラはリンを優しく抱きしめる。
鈴「マダラ…さん」
リンもマダラの背中に腕をまわすと、マダラが愛しそうにリンの髪を撫でてまたギュッと強く抱きしめた。
お互い顔を赤らめ、ドキドキと胸が脈打つのがわかる。
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