第28章 Dawn２３.神と世界-理想郷-

鈴｢…神羅………｣


｢！？｣


鈴｢天征！！｣



ドッ！！



｢ぐぁ！｣


瞬間、忍は屋上の鉄冊まで吹き飛び、身体を強く打って気絶した。

黒煙もだんだんと晴れ、リンの姿が映し出された。


｢輪廻眼…？｣

｢小娘がだと！？｣

｢情報にはなかったぞ！｣


屋上で待機していた忍達はリンの眼を見るなり驚愕する。

言うまでもなく、リンの瞳はいつの間にか輪廻眼になっていた。


斑｢リン！｣


やっとマダラが屋上に着き、リンのそばに走り寄ってきた。


鈴｢マダラさ………っ！｣


突然、リンは苦しそうに顔を歪め、その場に崩れるように倒れ込んだ。


斑｢リン！しっかりしろ！｣


マダラもしゃがみ込み、リンを抱き抱えた。


鈴｢平…気……っ｣


リンは苦笑いを浮かべる。

瞳はもう輪廻眼ではなくなり、普段の眼に戻っていた。


斑(イタチに使った輪廻天生の反動か。ここまで進行が…)


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