【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-
斑「リン…」
鈴「お父さん…っ」
悔しくて涙が溢れてくる。
自分たちはそんな密約のためだけに襲われたのか――…
父は輪廻眼のためだけに殺されたのか――…
そう考えれば考えるほどやるせない気持ちで頭がいっぱいになる。
――…痛「俺もそっちへ行きたい所だが…こっちも込み入ってて行けそうにない」
ペインもリンと同じ思いだった。
しかし、だからこそ行かない。
父の遺体を目にしてしまえば、きっと怒りと憎しみの感情が芽生える。
そうなれば、木ノ葉襲撃の理由がいつしか平和から復讐にすり替わってしまうかもしれない。
そうでないとしても、心に父の無念が居座ったままここで戦うことになる。
それは復讐とそれ程大差ない。
もう、半蔵の時のような過ちをする訳にはいかないのだ。
メンバーから教わり、学んだこの教訓を今ここで捨てれば、彼らを裏切るも同然。
だから、ペインは変な口実をつくり、行かないと返答した。
――…痛「父のことはお前に任せたぞ、リン」
鈴「わかったよ、お兄ちゃん」
リンもそんなペインの気持ちに気付いていた。
鈴「お父さんはちゃんと…」
――…痛「あぁ…」
そして、ペインの通信が切れたその時――…
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