【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-
「火遁:炎縛牢(エンバクロウ)!」
刹那、飛段と角都の周囲を炎の壁が円を描くように取り囲む。
「一旦戻るぞ!」
「チッ!」
クナイを投げた忍達は豪炎が立ち上ったのと同時に苦々しげに姿を消した。
炎縛牢が消え、黒煙が立ち込めている場所には、飛段達がむせるように咳込んでいる。
鈴「飛段さん!角都さん!」
リンは二人に走り寄り、すぐに背中をさする。
角「大丈夫だ…ケホッ、ケホッ…」
飛「ゴホッ、さ、さんきゅーな…ケホッ」
二人は一度深く深呼吸して息を整えた。
飛「で?マダラちゃんはどうしたんだよ?」
斑「ここだ」
何もない空間から時空間で現れたマダラはリンの隣に降り立つ。
鈴「サスケ君たちは?」
斑「無事だ。イタチがうまく助けたようだ」
マダラの言葉に、3人はホッと胸を撫で下ろす。
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