【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-
「ハデに暴れて注意を引いて、片や陰で捜索か…」
突如乱入し、イルカとの間に入ってペインの黒刀を止めたのは、"カカシ"。
案「そこの負傷者を連れて退いて下さい。ここは俺に任せて」
入「わ、わかりました!」
イルカは一度カカシの顔を見上げると、負傷者の腕を自分の肩に回し、病院へ去っていった。
案「これで差しだ」
痛「ならばお前に聞く。九尾はどこだ?」
案「それは愚問でしょ」
カカシは腕に力を入れ、黒刀をバキッとへし折った。
痛「フンッ…」
その瞬間、ペインの右足がとんでいくが、カカシは素早くしゃがみ込んだ。
案「土遁:土流壁!」
しゃがんだと同時にカカシの両手が地面につき、ペインの真後ろに土壁が立ち上る。
痛(後ろへ退かせないつもりか。だが…)
立ち上がったカカシの左肩に、ペインは黒刀を突き刺した。
案「ぐっ!」
一瞬顔を歪めたカカシだが、その黒刀を押さえ、右手に電気を走らせた。
案「雷切!」
その明るさに一瞬目がくらんだペインだが、相変わらず冷静な面持ち。
容赦なくカカシの雷切がペインの頭を捉えた――…
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