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【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第27章 Dawn22.神と世界-桃源郷-





鼬「小南さん、サスケと"鷹"の3人を里から出られるぐらいまで回復させておいてください」

小「えぇ。そのつもりよ」


イタチはスッと立ち上がる。


佐「いや…ギリギリまで俺を回復させてくれ。俺も兄さんと一緒に行く」


サスケは立ち上がったイタチを見上げると、今度は水月達の方を向く。

そんな彼に、"鷹"の3人はハァ…と苦笑いしながら溜息をつく。


水「わかったよ。行ってきな、サスケ」

鼬「だが、サスケもお前も…」

水「それは大丈夫。"暁"も来たことだし…。それに、自分の身は自分で守れる」


困った顔のイタチに、水月はニッと笑いかけた。


水「サスケの気持ちもわかるしさ…」


サスケを見た水月の目に、双子の兄―…"鬼灯満月"が浮かぶ。

サスケの瞳に宿る"兄を守りたい"という強い決意は、兄弟がいた水月には痛い程伝わってきた。

イタチももう一度サスケの瞳を見つめる。


佐「兄さんのことは今度は俺が守るって、前から決めてた」

鼬「サスケ…」


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