【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第27章 Dawn22.神と世界-桃源郷-
「待ちなさい」
突然誰かの澄んだ声が響き、全員がそちらに振り向いた。
鼬「小南さん…」
こっちに走ってきたのは小南だった。
鷹の3人も驚いたように目を丸くしている。
鼬「リーダーと一緒ではないんですか?」
小「彼とは別行動よ。きっとペインなら九尾の探索をしてると思うわ」
そう言って、小南は香燐の隣にしゃがんだ。
小(この噛み傷…)
小南は香燐の腕を見てそっと手を添えた。
小「あなたはよく頑張ったわ、香燐」
香「小南…さん…」
小「だけど、今はあなたも体力が残ってない。後は任せて。回復なら私がやる」
小南は香燐ににっこり微笑むと、香燐の腕をゆっくり下ろしてあげてからサスケに手を翳した。
佐「くっ…」
手から青白い光が浮かぶと、サスケが痛みに顔を歪める。
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